★りゅう座γ流星群、オリオン座流星群の観測方法★ ↑TOPへ戻る

オリオン座流星群は、オリオン座の横あたりに輻射点を持つ流星群です。
一方のりゅう座流星群は「ジャコビニ流星群」という名で親しまれていた流星群ですが、流星群名の見直しで、他の流星群同様、輻射点がある「りゅう座」に合わせて「10月りゅう座流星群(りゅう座γ流星群)」と改められました。
輻射点とは、流星群の流星の経路を延長した延長線が集まる一点の事で、実際には流星は全天(空のあちこち)を流れます。
ですから、よりたくさんの流星を見るためには、空全体を見渡せる場所・姿勢で観測します。通常は地面の上にシートやマットを敷いて、そこに寝転がって観測します。

りゅう座流星群は活動があまり安定してませんが、たまに突発的な活動があるので要注意の流星群です。

一方のオリオン座流星群は、オリオン座の右腕あたり、双子座の足下あたりに輻射点を持ちます。起源となってるのは、名前だけは誰でも知っているハレー彗星です。
こちらはここ数年活動が時々活発になっていて、いちかばちかで観測に臨むと面白い結果が残せるかもしれません。

いずれにしても、流星観測はけっこう根気勝負ですので、楽な姿勢を保てつつ、暑くもなく寒くもない服装・装備を準備しておくといいでしょう。
観測地で夜食や飲み物などで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。ゴミくらい観測地に捨てて帰ってもいいだろう、とか思ってる人は、自分の家だけで星を見て、自分の家にゴミを捨てて下さい。
宮崎のこの時期は、昼は夏並に暑く、夜は秋っぽい気温になるので、気温差が大きいために、かなり夜露が降ります。カメラのレンズなどはもちろん、服装の夜露対策にも気を付けましょう。

星のFAQの方も参照してみて下さい。

流星群か普通の流星(散在流星)かは、時期で区別されているのではなく、流星の経路に共通性があるか(具体的には輻射点がどこにあるか)で区別されます。他の流星群をごちゃまぜにカウントしたり、散在流星を流星群にカウントしない様にして下さい。

流星群の起きる原理(ジャコビニ彗星の例)

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