★アンドロメダ銀河を観察してみよう★ ↑TOPへ戻る

 秋の星座の代表といえばペガスス座ですが、ペガスス座は「夏の大三角」や「冬の大三角」と同じように、「秋の大四辺形」として星座探しの目印にもなっています。
 そして、この秋の大四辺形がうまく見つけられれば、あの(銀河鉄道999も行った)M31アンドロメダ銀河を探す事も比較的カンタンにできます。

宮崎市11月15日21:00頃の星座 by StellaNavigator/AstroArts inc.

 11月頃の夜9時前後には、ちょうど秋の大四辺形は頭上に来ています。秋は夏や冬と違って明るい星が少ないので、それほど明るくないこの四角形も案外すぐ見つけられます。(けっこう大きい四角形なので注意して下さい)


 秋の大四辺形と、その周辺の星座を線で結ぶとこのような形になります。よく目立つカシオペアの位置と形も参考にすると、更によくわかります。


 実際の星空には星座線などは無いので、↑のような星空からうまく形を探して結ばないといけません。星座線のある図と見比べて練習してみましょう。


 うまく夜空の中から肉眼で秋の大四辺形を結べたら、その一角、カシオペアに最も近くにいる星から「A」の形を結んでみましょう。
 すると、「A」の横棒の先にM31があります。空が暗ければ、肉眼でも簡単に見つけれるほどの明るさと大きさがあります。
 M31の反対側にはM33という別の銀河がありますが、こちらは肉眼で探すのは難しいかもしれません。暗い星空のよく見える場所で8cm以上の屈折望遠鏡、13cm以上の反射望遠鏡で倍率を20倍くらいの低倍率にして探せば見つけられます。


 M31アンドロメダ銀河には、M32とM110という2つの銀河がすぐそばにあります。M32は天体望遠鏡なら比較的簡単に見えますが、M110はなかなか見えないかも知れません。M31は7×50程度の双眼鏡でも楽しめます。
 M33はサイズ自体はそこそこ大きいですが、M31と比べてかなり淡いので、がんばって探してみて下さい。うまく見つけられれば、うっすらと渦巻状になった銀河の形を見ることができます。

 天文FAQの天の川の項目も参照してみて下さい。

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